三重県明和町で大学生らが地域課題解決ビジネスを考える勉強会を開催
三重県明和町に新しいビジネスの拠点ともいえる「三重明和インキュベーションセンター」がスタートしたのは2022年12月の事です。
町内の主要道路である国道23号沿いで大型商業施設に隣接し、広さは825平方メートルと大型なサテライトオフィス兼コワーキングスペースは話題に。
オープンから1年で町内外の方々が訪れ、多くのビジネスチャンスが誕生しました。
そしてこの度、起業を考える皇學館大学の学生などを対象に、町内外の企業経営者層をビジネスプラン構築サポーターとして迎え入れ、産学官一体となった起業勉強会を開催。
2023年12月16日に三重明和インキュベーションセンターで開催されるこのイベントについて紹介いたします。
新たな就職活動「起業」を考える大学生が増加中!
就職活動を行わず起業をする大学生が増えている事をご存知でしょうか?
いままでの考えでは大学生の頃に起業を考えても、学生のうちに実行する人はほんの一握り。
卒業後あるいは卒業し社会人経験を積み重ねた人が起業することがほとんどでした。
しかし下記のデータをご覧ください。
ここ数年は特に大学生のうちに起業する方が増えています。
2014年に文部科学省は開始した「グローバルアントレプレナー育成促進事業」も増加理由の一つ。
イノベーション創出の活性化のため大学の研究開発成果を基にしたベンチャーの創業や、既存企業による新事業の創出を促進する人材の育成を行う事を目的とした事業です。
その結果、全国的に大学での起業関連の部活やサークル、ゼミが増加。
今回参加される三重県伊勢市の皇學館大学でも起業などを考える学生によるビジネスゼミがあります。
一方で大学生で起業を目指す人が「アイデアがあって起業をしたいが何から始めればいいのか分からない」や「資金調達はどうすればいい?」といった声も。
今回の三重県明和町での勉強会では起業を目指す学生を導く為、町内外の企業が協力いたします。
地域課題解決が新たなビジネスチャンスに
ここ数年で民間企業による地域課題解決事業が増えてきています。
地方の主な課題は
人口減少
少子高齢化
地域経済の衰退
これらの課題を解決する事が新たなビジネスチャンスとなっているのです。
北海道札幌市はNTT東日本のビッグデータを活用した観光客の誘致促進に取り組むなど地方自治体と民間企業が一緒になって課題解決に挑む様に。
そしてこの流れは起業を考える大学生にも関係があります。
大学生も参加可能な地域課題解決のビジネスプランコンテストが各地で開催。
起業を考える大学生にとってはアイデアが地域課題解決に繋がり新しいビジネスを生み出すチャンスになるはずです。
三重県明和町でビジネスを考える勉強会を開催
2023年12月16日から三重明和インキュベーションセンターで開催される「起業勉強会」は学生にとってただアイデアを出すというだけではありません。
明和町内外で実際にビジネスを運営している経営者の方などがアドバイザーとして参加。
学生が考えたビジネスプランに対して実現化の方法や資金調達など具体的に行わなければならない事を助言していきます。
学生は経営者の方などからのアドバイスを元に自分のビジネスアイデアをブラッシュアップし、2024年3月に三重明和インキュベーションセンターで発表。
約3ヶ月の中で漠然としたアイデアだったものをビジネスとして成立する形になる様に目指します。
第1回目の「起業勉強会」では学生ならではの発想が多く披露されることでしょう。
まとめ
2023年12月16日から3回に分けて三重明和インキュベーションセンターで開催される「起業勉強会」。
大学生ならではの発想力で地方が抱える課題に挑みます。
そして実現化のために経営者の方など様々な社会人が協力。
こちらのnoteでは各回の様子を伝えていきますので、ご期待ください。