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三重県明和町で第1回目の「起業勉強会」を開催しました!

2023年12月16日に三重県明和町で、第1回目の起業勉強会が開催されました。
全3回で開催される勉強会で、参加したのは三重県伊勢市にある皇學館大學でビジネスゼミに参加している大学生。
そして三重県内外から、今回の勉強会で起業するためのビジネスプランを一緒に考えてくれる企業の方々。そして、明和町まちづくり戦略課の職員が集まり、【産学官連携の新たな取り組み】としてスタートしました。
(勉強会の概要はこちらの記事参照
年齢や立場もバラバラな3者が地域課題解決に向けてビジネスプランを構築していく勉強会。
この勉強会の第1回目をレポートします。


勉強会前日から熱のある話し合いが!


第1回目の勉強会が開催される前日に、伊勢市にある老舗割烹「大喜」で決起集会を行いました。

参加されたのは企業の方々と皇學館大學でビジネスゼミを行っている新田均教授。
そして明和町まちづくり戦略課と運営を行う株式会社イマクリエの面々が顔を合わせました。
会の後半になると、みんなで円陣を組む様な形で明和町について、起業についてなど熱い話し合いに。
勉強会が早くも開始されている様で、明日の本番がより一層楽しみになりました。


熱い話し合いが行われた老舗割烹「大喜」

麻の栽培地など明和町の名所で大学生にアイデアが生まれた?!


勉強会当日は朝から会場となる三重明和インキュベーションセンターで会場設営を開始しました。
朝早くからにも関わらず、皇學館大学の学生さんがテキパキと会場レイアウトなど準備を実施。
開始前には企業の方も含めて参加者が集合し、自己紹介から勉強会はスタートしました。


会場準備を行う皇學館大學の学生さん


自己紹介の際に皇學館大學の学生さんが事前に考えたビジネスプランにマッチしそうな事業を行っている企業の方とのチーム分けを発表。
学生さんのアイデアを本気で実現しようという企業方々の熱量は自己紹介でしっかりと伝わってきました。

企業の方々の自己紹介にも本気度が


午前中は、まず明和町の特徴を知ってほしいということから学生さんを中心に明和町の名所を巡るバスツアー。
人気スポットの「大淀ふれあいキャンプ場」や伊勢湾を眺望できる「斎宮きららの森」では広々とした芝生を駅伝部の学生さんが走り出すといった一幕もありました。

そして明和町も参画している、伊勢麻振興プロジェクト【天津菅麻プロジェクト】では麻の栽培をしており、史跡斎宮跡にある麻の栽培地も訪問しました。
麻に関する歴史文化の継承、麻生産の確立等を目的としたこのプロジェクトと、実際に麻を見るのが初めての学生さんたち。古来より続く歴史文化を感じて、何かアイデアがひらめいたかも知れません。

麻の歴史について説明する新田均教授


充実のバスツアーを終えて、三重明和インキュベーションセンターに戻ってきた学生さんたち。
午後からの勉強会を前にひと時のランチタイムを迎えたのでした。

ランチタイムも予定を変えて勉強会スタート!


ランチタイムは明和町に来たら1度は食べて欲しい清昇丸さんの穴子寿司です。


ランチタイムに食べた清昇丸さんの穴子寿司


当初、ランチは企業の方々と学生さんと席は自由にする予定でしたが「勉強会のチームでランチを食べ、会話をしたい」という申し出もあり急遽、チームごとでランチすることに。
早くもチームに分かれてご飯を食べつつも熱のこもった会話が始まりました。
勉強会の開始に先駆けて、明和町の下村由美子副町長から、激励の挨拶をいただき本番がスタート。

参加者に挨拶する下村由美子副町長


勉強会は開始から、とにかく会話が途切れることなく学生さんも企業の方々も真剣そのものでした。
「そのプランと、このプランを組み合わせて事業出来るんじゃない?」
「実際に空き家が何軒あるのか、データに基づいた現状を捉えるために、正しい情報をどこから入手できるのか調べてみよう」
など企業の方がリードし、学生さんのアイデアが少しずつ具現化。
学生さんも、起業を考えていることもありアドバイスを熱心にメモしていきます。

熱心に耳を傾ける学生さん


そして第1回目の勉強会は、前日からの熱をさらに増した形で終了。
各チームごとに感想を発表してもらいましたが
「会話の中でビジネスプランがどんどん変化していき、面白かった」
という意見や
「いつまでに何をするかが決まりました」
という具体的な行動指針が決まった、という声もありました。
チームによっては早くも
「ぜひビジネスを一緒にやろう!」
という話もあったとか。

感想の中で印象的だったことは、ある企業の方が学生さんに向けた「熱とスピードと人の縁でビジネスはできる」という言葉です。
年齢や立場を越えて地域課題解決という共通の目標に向かって開催した勉強会。
想定していた以上のスピードと内容量で第1回目の勉強会は幕を閉じました。

手ごたえを感じた企業の方の感想発表

お互いに感銘を受け、懇親会中も勉強会は続行!


勉強会の後にはお茶やお菓子をつまみながら、今日一日をゆっくり振り返る懇親会を開催。
企業の方や学生さんは自由参加で、ゆったりした時間となることをイメージしていましたが・・・
懇親会中も話足りなかった様で、各チームごとに話し合いが続行。
お菓子を頬張りながらも、熱のこもったアドバイスを行う企業の方が印象的でした。

懇親会終わりに学生さんに感想をきいてみたところ「自分の話したことがどんどんリアルに変化していくのが初めての経験でワクワクしました」と感銘を受けた様子。
一方企業の方も、学生さんの素直さと反応の良さに感動していました。

懇親会という名の勉強会延長戦も終了し、第1回目の勉強会は閉幕。
各チームはそれぞれに第2回目に向け、準備に取り掛かっていきました。

懇親会中も続いた話し合い

まとめ


想定以上のスピードと想像以上の熱量で開催された第1回目の「起業勉強会」
学生や社会人といった立場の違いがあっても、思いが一緒なら大きな化学反応を起こすという事を早くも実感しました。
ここから第2回目の中間発表に向けて各チームでビジネスプランを練る段階に。

第2回目は2024年1月27日にオンラインで開催します。
約1ヶ月の間にビジネスプランがどの様に変化しているのか。
今から楽しみでなりません。

運営準備から当日司会まで手掛けた皇學館大學の山田さん、阿部さん

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